SACCO×ミンスタ主催イベントのお知らせ

 

 

SACCO×ミンスタ主催イベントのお知らせ

 

SACCO×ミンスタ主催イベント
【こうして見つけるのか!職業選択研究セミナー】

 

≪イベント概要≫

就職どうしよう…
キャリアってなんだろう…
こういった悩みは就活が気になっている方なら抱いたことがあるのではないでしょうか。

このイベントは、
将来歩んでいく道はどのようなものがあるのか、
職の選び方や優良企業の見分け方について様々なキャリアを持つ社会人の方から
直接お話をお聞きして【自分の将来のイメージ作りが出来る】イベントです。

 
①基調講演【優良企業の見つけ方を学ぶ】

就活生にとってはお馴染みの業界地図ですが、
東洋経済の元編集長である田宮寛之氏から、
優良企業の見分け方についてお話し頂きます!

 

②人事と匿名で本音トーク【社会の本当のことを知る、就活の悩みを解決できる

学生にとって今まで聞きたかったけど聞けなかった企業への疑問、
社会人の方に実は聞きたいと思っていること、就職活動の中で本音で答えてほしいことなど、
学生と企業の間で、本音で話し合っていただけます。

企業側は社名を伏せいているため、学生の質問に本音で答えることができ、
学生は企業をネームバリューで判断することなく、お話を伺えるので、
就職活動という面ではもちろんですが、社会人になる心構えを持つきっかけになります。

 

申し込みはこちらから!
↓↓イベントWEBページ↓↓
http://www.sacco.co.jp/seminar/

 

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪参加者特典≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
『会社四季報 業界地図』(東洋経済新報社)
または
『みんなが知らない超優良企業』 (講談社)
のどちらか1冊をプレゼント!
 
 
≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪登壇者≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
東洋経済新報社 記者・メディア編集委員
田宮寛之氏
東洋経済新報社に入社後、企業情報部記者として自動車、食品、生保、損保、百貨店、スーパー、コンビニ、外食、人材ビジネス業界などの取材を担当。その後「週刊東洋経済」編集部デスクを経て「オール投資」編集長。「東洋経済HRオンライン」と「就職四季報プラスワン」の編集長を務め、現在はメディア編集委員。

株式会社スモールビジネス研究会
齋藤真織氏

一般財団法人日本SOHO協会
大串結子氏

 

申し込みはこちらから!
↓↓イベントWEBページ↓↓
http://www.sacco.co.jp/seminar/
 

イベントに向けた全体ミーティング

 

 

2017年1月26日 全体ミーティング(第1回)

 

 

1月26日、渋谷駅から徒歩6分の場所にある青山セブンハイツの一角で会議が行われました。

今回の議題は、学生が来たいと思うようなイベントの設計を考えようという点でした。

ファシリテーターに大手のNPO法人の役員の方をお招きして、大学生のメンバーが積極的にアイディアを出していきました。

今回のイベントに来てくれるような学生さんはどのような人なのか、そんな学生さんはどんなイベントに来たいと思うのか、というところについて夜遅くまでガッツリと話し合いました。

事前に自分たちで考えていた段階では、もやもやと詰まっている部分があったのですが、ファシリテーターの方が適切な疑問設定をしてくださったので、自分たちの中で答えを見つけることができました。

 

現在私たちは学生と企業の橋渡しができるようなイベントを設計しています!

今回私達が考えているイベントのメインターゲットは、「就活をはじめたはいいものの、どうやって企業を選ぶのか分からなくなってしまった学生さん」です。

・本当に良い会社の見分け方!?
多くの学生は3月1日の就活の解禁に伴い、プレエントリーを開始したり、大学の合同説明会に参加します。でも大学の合同説明会には300社以上もの会社さんが来るため、たくさんの企業の話を聞く中でどうしたら良いか分からなくなってしまう毎年数多くいるようです。その時に必要なのはとにかく数多く話を聞くというよりも、本当に良い会社の見分け方を知ることです。残念ならが現状では表面上は優良企業を装っていても、入ってみると職場の雰囲気が悪かったり、終電で帰れないくらいまで残業をさせられる企業も多くあります。そういった企業をどうやって見分けるのか、どうやったら有名じゃないけど優良な企業を見分けられるのか、その見分け方を学生さんにお伝えしたいと考えています。
そのために就活生に向けて累計部数110万部売り上げた『会社四季報 業界地図』の編集長をされていた田宮寛之様をお呼びして、良い企業の見分け方についてのお話を聞かせていただくことになりました。時価総額だけじゃない、これから衰退していく企業や伸びる企業の見分け方についてお話しいただく予定です。

 

・匿名で質問ができる!?
また、合同説明会に参加している企業さんも学生さんに応募してもらうのが仕事なので、会社の悪いところや業界の悪いところはあまり明かすことができないという現状があります。私たちはそういった状況に陥った学生さんに対して、人事の方の本音を聞ける環境を作りたいという思いがあります。そういった場合の障害になるのは、学生としては「こんな質問をしてしまうとこの会社に対しての印象が悪くなるのではないか」、企業としては「こんなことを言ってしまうと、自社の学生に対しての印象が悪くなってしまうのではないか」という思いです。そのため、今回のイベントでは学生は名前を明かさず、企業も社名を明かさずに参加していただき、両者が本音で語り合える場をつくります。

現在、私たちはこの理念に共感して、一緒に活動をしてくれるメンバーを募集しています。活動期間は現在~2017年3月14日までで、イベントの設計に関わってみたい、学生のことを本当に思って接してくれる社会人の方と関わりを持ちたい、という方、私達と一緒に活動してみませんか?

 

ロート製薬株式会社 ‐「新発売するドリンクのPR方法を考えよ」

 

 

ロート製薬株式会社 

 

◆動画制作:久保田亮

ロート製薬 01

 

12月17日にロート製薬株式会社 東京支社で開催された1DAY ビジネスコンテスト。

 

当日は、約20名の学生が参加しました。

 

 

 

ロート製薬さんより出された課題は

 

「新発売するドリンクのPR方法を考えよ」

 

というものでした。

 

 

▽当日の様子を記録した動画はこちら ▽

 

 

▽プロジェクト依頼記事▽

http://minsuta.jp/project/201612-rohto/

 

SOMEATTのPR方法を考えよ~企業への提案~

 

SOMEATTのPR方法を考えよ~企業への提案~

企業からのミッションに学生が挑戦する新感覚アルバイト「ミンスタ」。

シナジーネットワークス株式会社(東京都渋谷区)という訪日外国人を気軽にアテンドできるサービス「SOMEATT」運営会社からのミッションです!

 

今回のミッションは、【新サービスSOMEATTのPRを考えよ】

今回は実際に考案したPlanからDoまでセットのミッションです。

 

サービス
http://www.someatt.com/

 

ミッションには3名の学生さんが参加してくれました。

第1回の初回MTGは8月5日、渋谷にあるミンスタのオフィスにて開催されました。

SOMEATTとは、日本を訪れる外国人の方を自分の空いている時間でアテンドできるというサービスです。

 

英語を使って外国人とコミュニケーションしたい方などに最適なサービスです。

 

そしてこのMTGから約1カ月後の9月7日、このサイトの認知度を上げて利用者を増やすためのPR方法を学生さん3名が社長の前でプレゼンしました。

 

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青山学院大学1年 野村さん

SNSと学生団体を利用して大学生をターゲットにしたPR方法を発表しました。

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青山学院大学1年 山本さん

SNSを活用したPR方法を提案しました。

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法政大学3年 柳原さん

多言語対応していない飲食店とのコラボPRを提案しました。

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無事3名10分間のプレゼンを終えることが出来ました!

 

そしてついに、自分で考えた提案内容を実行していくことになりました!!

 

ー続くー

 

【レポート】株式会社サイトビジット 日吉にオープンする資格試験教室の学生集客を考えよ!

 

【レポート】株式会社サイトビジット

日吉にオープンする資格試験教室の学生集客を考えよ!

 

企業からの課題に学生が挑戦する「ミンスタ

 

今回のプロジェクトは資格試験のオンライン学習サービス「資格スクエア」を運営している株式会社サイトビジットさんからのオファーでした。

 

今回のプロジェクトは、
「2017年1月に日吉にオープンするリアルな対面型の資格試験教室の学生を集客する方法を提案する」
というもの。

 

▽プロジェクト依頼記事▽

 

12月8日(木)と12日(月) 説明会

 

初回の説明会を兼ねたミーティングは、12月8日(木)と12日(月)の2回に分けて、五反田駅近くにあるサイトビジットさんのオフィスに集まりました。

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資格スクエアの魅力について講師の先生からお話いただきました。

 

 

 

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先生の熱量に圧倒される学生さん。

 

 

 

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新しくオープンする日吉校について先生から説明をうけます。

 

 

 

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そして、ついに課題を発表!

 

その後ファシリテーターの齋藤さんが課題の整理や今回の課題の解決方法を講義形式で学生さんにお伝えしました。

そして2人1チームでどのようにアンケートを行うかについて議論を行いました。

どの学生さんもそれぞれある程度の道筋が見えたようです。

 

 

 

12月15日(木)と17日(土) ブラッシュアップセミナー

学生さんの考えたアイディアを教えてもらい、そのアイディアのブラッシュアップの方法やどのように伝えたら魅力的に見えるかなどアドバイスを行いました。

 

 

 

20日(火)と22日(木) 発表当日

発表も20日(火)と22日(木)の2回に分けて行いました。

 

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ついに学生のプレゼン開始です!

 

 

 

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講師の先生も真剣に話を聞いてくださります。

 

 

 

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プレゼンに際し、イメージのデザイン画を作っている学生さんもいました。

 

 

 

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更にプレゼンをします。

 

 

 

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先生も学生さんに質問を投げかけます。

 

 

 

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最後の学生のプレゼンが終わりました。

 

 

 

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先生から全体のフィードバックをいただきました。

 

 

今回はみなさんターゲットとなる慶応大学法学部の学生さんにアンケートを行い、そのニーズにそって立案を行いました。

そのため資格スクエア日吉校担当の先生も非常に満足してくださっていました。

 

【知らずにネットを使うのは危険!?】ウェブサイトの実態と、よいwebサイトの見分け方を初心者向けにわかりやすく解説!

 

 

【知らずにネットを使うのは危険!?】

ウェブサイトの実態と、よいwebサイトの見分け方を

初心者向けにわかりやすく解説!

 

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こんにちは、齋藤です。

 

みなさん最近welqというウェブサイトが問題になって、公開停止にまで追い込まれたという話はご存知でしょうか?

この 問題となったwelqの記事の制作方法ですが、実はそういった方法で記事を作っているのはDeNAだけではありません。

そこで今回は、ウェブサイトの運営会社で働いていた僕が、現状のウェブサイトの問題点と、じゃあどうしたらよいサイトを見つけられるのかという点について解説します。

 

 

キュレーションサイトとは?

キュレーションサイトというのは、一つのジャンルの情報をまとめたウェブサイトのことをいいます。(単純にまとめサイトと考えていいです。)

DeNAの出しているサービスであれば、welq(健康に関しての情報)、Find Travel(旅に関しての情報)、CAFY(食に関しての情報)などといったものがあげられます。(DeNAが出しているもの以外にも無数に存在します。)

 

 

キュレーションサイトの情報は信用してはいけない!?

ではそのキュレーションサイトは何がよくないかというと、なにより記事の質がよくありません。

それはGoogleで検索される順位を向上させることを目的にして、記事の作成が行われているからです。

多くのサイトがサイトの利用者を増やすために、Googleのシステム側が良いサイトであると判断するようなサイトを作ろうと必死に努力しています。

そして現在のGoogleのシステムでは「より文字数の多いサイト」「より記事数の多いサイト」が優良なサイトであると評価されるようになっています。

そのためキュレーションサイトでは、ライターを安く買い叩いて一つでも多くの記事を作成しようと日夜頑張っています。

ライターの相場は一記事につき千円といったところです。

一つの記事を千円で書かないといけないので、ライターは長くても一時間以内に終わらせようと必死に記事の編集をします。

もちろん時間をかけてリサーチをする暇なんてありません。

さらに文字数を増やすために冗長な表現を使います。だからキュレーションサイトの記事の質は低いのです。

 

 

どうしたら良い情報を見つけられるの?

ではどうやって良いサイトを見つければよいのでしょうか?

良いサイトを見つけるためには

1.人気のある記事を検索する

2.きちんとした人によって書かれたサイトを利用する

ことが大事です。

 

 

1.人気のある記事を検索をする

一般に、ユーザーに人気のある記事は良質な記事である場合が多いです。

人気のある記事は下記のサイトを利用することで、簡単に検索することができます。

このやり方での検索は、特にレストランを調べたいときなどに重宝します。

 

はてなブックマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ記事だと、キュレーションサイトは行ったことの無い場所の記事を食べログのレビューを見ながらまとめている場合が多いです。

しかしはてなブックマークを利用すれば、もう一度読みたいと思うような人気のある記事=良質な記事を厳選して見つける事ができます。

 

 

では使い方について説明していきます。

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右上の検索ボックスに検索ワードを入力します。今回は「渋谷 ランチ」で検索してみました。

 

 

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検索結果が表示されました。情報の質を上げます。今回は渋谷なので500人以上が保存した記事に絞り込みます。

(もし表示されなければ100Userなどで検索することもできます。)

 

 

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絞り込まれたなかでも良さそうな記事を選びます。

 

 

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「カイワレの大冒険Third」という個人ブログが見つかりました。

 

 

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画像の質も一定ですし、ライターさんは自分で行った場所だけを紹介していると考えられます。

自分で行っている分、記事の質も高い場合が多いです。人気のある記事を検索することで、良質な記事に行きつくことができます。

 

 

2.人によって書かれたサイトを利用する

これが一番大切です。例えばこの記事だと、ウェブサイトの運用会社で働いていた経験のある人間が書いているため、正確な情報をお届けできています。

でも製作者をいちいち確認するのはめんどくさいですし、経歴は詐称もできてしまいます。

だからおすすめしたいのは信頼できるサイトを見つけること。健康に最も詳しいのはお医者さんですよね。法律に一番詳しいのは弁護士ですよね。

じゃあその人が書いた記事を利用できれば一番良いと思いませんか?

実はそういったサイトはすでにいくつか存在しています。(ちなみにミンスタ(当サイト)も常に正確で分かりやすい情報を心がけています!)

 

Doctors me

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https://doctors-me.com/

 

Doctors meは現役医師が質問に解答してくれるwebサイトです。他のユーザーの投稿した質問は無料で見ることができます。

今はまだ質問数はそんなに多くありませんが、今後ユーザーが増えれば無料で見れる記事も増えていくでしょう。

質問するためには少しお金がかかりますが、他のwebサイトを探し回る手間、病院に行って長い時間待たされる手間を考えれば安いものではないでしょうか。

 

 

弁護士ドットコム

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https://www.bengo4.com/

 

弁護士ドットコムは質問を投稿すると現役弁護士が答えてくれるというwebサイトです。

PCからですと過去の質問も無料で読むことができるので気軽に利用することができます。

このサイトが無料で利用できる理由は、利用者質問から回答した弁護士の仕事につながっていくことで弁護士にも利益が上がる仕組みになっているからです。

裏の思惑があるサイトではないので安心して利用してください。

 

 

自分で正しい情報を探していくことが大切

なぜこういった優良なサイトが有名にならないのかというと、一つの記事を書くのに十分なリサーチをしているため記事の数を増やすことができず、その結果Googleに良い記事と判断されないからでしょう。

でもしっかりリサーチされているだけあって、現役医師・現役弁護士の書いた記事は大手キュレーションより数段信頼できます。

Googleの仕様が改善されてより使いやすいサイト・より正確な情報が載っているサイトほど上位に表示されるようになるのが理想ですが、それまではご紹介したサイトを活用してネット社会を乗り切っていきましょう。

 

蔵カフェ×やまとなでしこPJ

 

オビ ミンスタ

蔵カフェ×やまとなでしこPJ

◆動画制作:久保田亮

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やまとなでしこ

 

いよいよ学生プレゼン始まる!

豊島屋酒蔵さんという日本酒の酒蔵さんが、神田に蔵をコンセプトにしたカフェ『蔵カフェ』をオープンしました。ここで提供するメニューを学生が考えるというプロジェクト。

 

10人の学生が挑みます!

 

果たして、結果はいかに?

 

ファインダインのPRと採用案・学生プレゼン始まる!

オビ ミンスタ

株式会社ライドオン・エクスプレス編 第3話 「学生プレゼン」

◆動画制作:久保田亮

 

 

いよいよ学生プレゼン始まる!

 

 

宅配寿司「銀のさら」を運営する株式会社ライドオン・エクスプレスさんからのミッション。

『ファインダインの斬新なPRと採用方法を考えて』

 

 

 

ファインダインは、デリバリーをしていないレストランの本格料理を自宅やオフィスで手軽に楽しめるデリバリーサービス。

 

 

このファインダインのPRと採用方法を考えるのが、本ミッション。学生たちの冒険譚 第3話。いよいよ学生プレゼンが始まる!

 

 

ファインダイン 学生プレゼン

 

 

 

ファインダインの斬新なPRと採用方法を考える学生MTGの巻

オビ ミンスタ

株式会社ライドオン・エクスプレス編 第2話 「学生MTG」

◆動画制作:久保田亮

 

宅配寿司「銀のさら」を運営する株式会社ライドオン・エクスプレスさんから学生たちにミッションが出された!

 

 

【ミッション】ファインダインの斬新なPRと採用方法を考えて

 

 

 

ファインダインは、デリバリーをしていないレストランの本格料理を自宅やオフィスで手軽に楽しめるデリバリーサービス。

 

 

このファインダインのPRと採用方法を考えるのが、本ミッション。学生たちの冒険譚 第2話スタート!

 

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株式会社ライドオン・エクスプレス編 第1話 「ファインダインのPRと採用方法を考えて」

オビ ミンスタ

株式会社ライドオン・エクスプレス編 第1話 「ファインダインのPRと採用方法を考えて」

◆動画制作:久保田亮

obi

 

 

 

宅配寿司「銀のさら」を運営する株式会社ライドオン・エクスプレスさんから学生たちにミッションが出された!

 

 

【ミッション】ファインダインの斬新なPRと採用方法を考えて

 

 

 

ファインダインは、デリバリーをしていないレストランの本格料理を自宅やオフィスで手軽に楽しめるデリバリーサービス。

 

 

このファインダインのPRと採用方法を考えるのが、本ミッション。学生たちの冒険譚 第1話スタート!

 

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【参加学生】

 

城間純平

城間純平 法政大学 社会学部4年

 

山本大地

山本大地 慶応義塾大学4年

 

 

真庭信悟

真庭 伸悟 東京大学 教養学部 3年

 

 

江原由昴

江原由昂 早稲田大学 3年

 

 

髙橋明日香

髙橋明日香 東京女子大学 教養学部2年

 

 

大国智美

大国智美 成城大学2年

 

 

高柳龍太郎

高柳龍太郎 立教大学 社会学部 4年 

 

 

石谷晃裕

石谷晃祐 東京大学2年

 

 

立石周瑜

立石周諭 慶応義塾大学3年

 

 

東立電機株式会社編・第2話「ヒーターの画期的な新製品を考案せよ」

 

 

 

東立電機株式会社編・第2話「ヒーターの画期的な新製品を考案せよ」

◆文:菰田将司

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保守的なヒーター業界に新風を巻き起こす東立電機株式会社と学生とがコラボしながら、ヒーターの新提案を行っていく「東立電機株式会社の新製品を考案せよ」ミッション。

 

今回はいよいよ学生達が考えた新製品のアイデアを加藤貴久社長にプレゼンしていく!

 

 

今回のミッションに参加する学生

 

城間純平君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城間純平君 (法政大学4年)

 

立岡佑亮君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立岡佑亮君 (慶応義塾大学2年)

 

 

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佐藤光(文化服装学院2年)

 

 

 

プレゼ1、一人暮らし男子からの熱い要望、カップラーメン専用湯沸し機

 

 

加藤社長、カジュアルな格好ながらも、威圧感があります!

 

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対するトップバッターは城間純平くん(法政大学)。

城間純平

 

城間:ぼくが考えたヒーターの新製品はカップラーメンの湯沸かし器です!

 

 

学生の一人暮らしと言えば、カップラーメンは不可欠。でも、やかんや鍋でお湯を沸かすと、お湯が残ったり、足りなかったり。お金がない学生なら、そんなムダも節約したいと。

 

そこで考えたのが、カップに目盛りがついていて、ちょうどカップラーメンにぴったりのお湯を沸かすことができる装置です!

 

目盛りにはどん兵衛ラインとか、カップヌードルラインとかがあって、そこにあわせるだけでいい。水を入れて装置にセットしたらスイッチを入れるだけで短時間で沸騰する。他にも分量の計れるカップをセットすることができて、コーヒーやスープなども適量で作れる。

 

ターゲットは一人暮らしで節約家、そして面倒くさがりの人。課題は、そういう層を狙った商品なので、値段は低く抑えたい。

 

イメージとしては3000円〜5000円くらい。あと、学生が興味を惹かれるようなオシャレな外観のものにしたいと思っています。家電店ではなく、ヴィレッジヴァンガードのような雑貨店でも置いてもらえるような

 

 

 

加藤社長:ウォーターサーバーに近いかな。ウォーターサーバーにも温度設定ができるのがあるけれど、赤ちゃんのミルクを作るときに便利なんだよね。そういうことを考えると、カップ麺に特化したものもアリ。

 

ただ現実的に考えると、カップ麺程度だと、一度に200CC位しか沸かさないから、あまり出力の大きなヒーターは使えないな。しかし、出力が小さいと沸騰までの時間が伸びてしまう。そこがネック。そういう装置なら沸騰するまで早いほうがいいよね。早ければ、それが売りにもなる。

 

 

どれだけ水を使うのか、何分で沸くのがいいのか。そこを詳しくリサーチして適正値を出せば、ヒーターの出力と大きさが決まる。それが決まると外装が決まる。ヴィレッジヴァンガードのようなところに置くことを考えているのなら、そこは拘りたい。

 

あと、カップ麺なら、フタ抑えが欲しいね。待っている間にいつの間にかフタが空いているの、イヤなんだ(笑)

 

もうちょっと練ったアイデアにする必要があるね。

 

 

 

 

プレゼン2、ターゲットは女子。缶コーヒーをずっと温かく飲める保温ポーチ

 

加藤社長の反応を探るようにして、「実はもう1個考えています!」とはにかみながら、もう一枚のフリップを取り出す城間くん。

 

城間純平 (2)

 

 

城間:寒い時期、ついつい買ってしまうのがペットボトルのお茶や缶コーヒーです。しかし、買ってすぐ飲みきらないと、冷めてしまって台無しになってしまう。肉まんみたいな温かい食べ物とかも同様です。

 

そこで、ヒーターを内蔵して保温ができるポーチを考えました。二重構造にして遮熱し、中に入れたものを長時間温かく保てる。また外側のデザインも、女子が喜んで使ってくれるものにします。

 

 

ポーチって、女のコはみんな持っているもの。だから、女子に訴求力はあると思います。

おしゃれアイテムでもあるので、ブランドが必要かもしれません。どこかのブランドとタイアップして、人気のモデルに使ってもらったりすれば、注目されると思います。

 

 

課題は、女子用にかさばらず軽いものにしたいので、ヒーターが入れられるかどうかと、長時間保温できるのかどうか。こういうのでオシャレなのはないと思うので、見込みはあると考えます」

 

 

加藤社長:「う~ん、常時発熱させるのは、電力を使うから難しい。それが持ち運びするものならなおさら。発熱させるよりそれをキープするほうが電力を使う。

だから予め温めておいて、それを持続させるようにしたほうがいいかも知れない。

 

 

家庭用電源や、例えばUSBとかから繋いで発熱させる、なんてことは構造上可能。二重構造で冷めにくい構造をしているんだから、温めたい時にスイッチを入れる、というのはどうだろう。

 

 

他にどんなものが入れられたら便利かな。肉まんは、買ったらすぐ食べるだろうけど、弁当やスープ、手袋。そういうのが入れられれば、応用範囲は広がる。冬場がメインだけども、夏には普通のポーチとして使えれば、一年通して使える商品になるね」

 

 

 

プレゼン3、バーベキューをもっと手軽に!炭加熱機能付きバーベキューコンロ

 

 

城間:実はもう1個考えてきたんです!

 

 

僕は以前バーベキュー場で働いてたので、炭に火をつける大変さを痛感しています。炭はなかなか火がつかず、しかも温度を維持するためにはずっと風を送り続けなければならない。

家族が楽しんでいる脇でお父さんが炭を扇ぎ続けている、なんて風景も見かけたりします。

 

 

そこで、炭に火を入れ、更に熱をキープできるバーベキューコンロを考えました。大体、バーベキューに行ったら、火をつけるのは男の仕事。

 

必死で火をつけている後ろで、女のコたちがまだーって待っている。それを3分でできたらカッコいいじゃないですか。それは家族でも同じ。お父さんカッコいいって。

 

 

仕組みとしては、ヒーターが内蔵されていて、炭がすぐ火がつく温度になっているものです。

 

 

課題は安全性とユーザーフレンドリーな取り扱い。高温になるでしょうから、冷めてから取り外しができるような仕組みとチャイルドロックは必要です。

 

今は楽に優雅にバーベキュー、というのは流行っています。そういうニーズにも合致するのではないでしょうか」

 

 

 

加藤社長:これはなかなかおもしろいね。今は屋内でもやるようなので、それなら電源は引っ張ってこれる。今まで障害だったのは、屋外には電源がなかったから。取り扱いについても、洗うことについては問題なし。

 

となると問題は炭。ヒーターに置くだけでは火はつかない。あと風を送り込む装置も必要かな。

 

家内がお茶をやるんだけど、茶釜の下の炭になかなか火がつかない。ガスコンロで炭に火を当てても、それでも難しい。

 

だから常に同じ熱を与えられるヒーターは炭火に向いているかもしれない。炭おこし用のヒーターを別モノで開発するのもあり。

 

 

 

提案4「食卓に幸せを」その一。匂い無し、安全に使える電気バーナー

 

 

城間君のプレゼンが終わり、場の緊張が少し解れた。続く2番バッターは立岡佑亮君(慶應大学)。

立岡佑亮

 

 

 

立岡:ぼくが考案したのは、電気バーナーです。

 

 

東立電機編 ミンスタ (2)

 

 

肉や魚をガスバーナーで炙ったり、プリンのカラメルを焼く料理がありますが、それがとても気になっていました。

 

料理の匂いに、ガスの匂いが混ざってしまうのではないか。そうなったら、せっかくの料理が台無しです。また、ガスは取り扱いに充分注意しないといけません。

家庭のキッチンだと、付近に可燃物がたくさんありますし、服に引火する可能性もあります。

 

そこで、ガスバーナーのように匂いを出すことなく、また危険も少ない、ヒーターの熱で食材を炙るものを考えました。スイッチはオン・オフだけで操作は簡単。できればコードレス、充電式にしたいです。外見は木炭を意識しました(笑)。

 

 

ターゲットとしては炙る料理が多くありそうな高級料亭なども考えています。

 

 

加藤社長:「確かにあのガスバーナーは気になっていた。ヒーターでは匂いが発生しないので、できたらニーズはあると思うが、ヒーターだと炙るほどの熱を出すのは難しい……。

 

ウチの主力商品のシーズヒーターは、熱源のニクロム線を金属管に入れて衝撃に耐えられるようにしたもの。

 

炙るのに使うなら、700〜800度に上げたニクロム線をむき出しにして、その熱を網目に移して直に食材に当てる、というのであれば考えようはある。

ただ、炙るという調理法は、炙って旨みを閉じ込める、というものだから、短時間でできるようにしないといけない。あとは使う人が誤って触れてしまわないように安全性を確保することかな。

 

 

 

提案5、「食卓に幸せを」その二。一人暮らしでも簡単蒸し料理器

 

立岡:ぼくも、あともう一つ考えてきています。

 

最近、タジン鍋に人気が集まるなど、蒸し料理が注目されています。蒸し料理の特長は、茹でたら水に流れ出てしまう栄養素も全部摂取できること。自分はよく料理をするので、蒸し料理もやりたいのですが、セイロを用意して水を張って、その下から火を当てたりと手間がかかります。

 

そこで、卓上で簡単に蒸し料理ができる、一人用のヒーター付き蒸し器を考えました。

 

東立電機編 ミンスタ (1)

 

この装置はスイッチ一つで蒸気を発生させて食材に蒸気を当てることができます。また従来は下から当てるだけだった蒸気を、横や上からも当てて、効率よく美味しく蒸し料理ができるように工夫ができればと考えています

 

加藤社長:セイロに関してはもう同様のものがある。例えばバイキング形式の料理を温める装置とかは、同じ仕組み。下からヒーターでお湯を温めて、湯気で料理を保温している。だけど、蒸し方に注目したのはいい。

 

ダッヂオーブンなんかは上からも熱を与えるし、そのほうが効率がいい。だから湯気は下からという常識は捨てたほうがいい。調査して、最も効率がいい熱の循環方法をできる装置を作る。蒸し加減の調節もできるような商品になれば、実用新案として世に示せるかも。

 

日本はガスがメインだけど、外国は電気メインだから、電気を利用したキッチンツールは、日本より外国のほうが多い。ヨーロッパのほうには、もうそういう新商品があるかもしれない」

 

 

 

提案6、オシャレを追求。パンの焼き加減が見えるトースターと、オフィス作業の味方ヒーター内蔵マグカップ

 

 

2人のプレゼンが終わったあと、前回は参加できなかった佐藤光さん(文化服装学院)もアイデアを考えてきてくれたということでプレゼン。

佐藤光 (1)

 

佐藤トースター全体がスケルトンになっていて、赤くなっているのが見える。そして中に入れたパンが焦げていく様子も見えるのも楽しいと思います(笑)。ヒーターの線がデザインされていたりしたら、熱が冷めても可愛いく、見た目も楽しいと思います。

 

 

 あと、マグカップを置いたら温めてくれるヒーターを考えました。『温める』ということをもっと手軽にしたいんです。ただコーヒーを温めるだけにレンジまで行くのは、なんだかワザワザ感が強くて。デスクから動けない仕事をしているような人は助かるのではないでしょうか

 

 

 

 

加藤社長:おもしろいね。ただ、同じようなコンセプトの商品が発売されていたりするんだよね。ツインバードさんから鏡張りのオーブントースターが発売されているが、これは料理している自分を見て楽しむ、というもの。

パンが焼けていくのが楽しみという人もここにいるのだから、潜在的なニーズはあるのかもね(笑)。

 

 

 

でも、ヒーターもデザインするなんていうのは今までにない発想。どうしても日本の家電ショップに行くと、日本製と中国製のありきたりな物しか無くて気を惹くものがない。だからそういうアイデアは取り入れたい。

 

 

カップを温めるヒーターは、USB接続のものなどは既に製品化されているものが多い。専用カップとセットだと作る側は楽。どんな材質にも対応できるようにするとコストがかかってしまうから。

 

 

……アイデアとしては既に商品化されているものもある。だけど興味を惹かれないのは『欲しいのに欲しくない』理由があるんだろうね。今、ワザワザ感という言葉があったけど、そういうところが理由なのかも。どうしたら欲しくなるか。そこを考えることが大事」

 

 

 

 

プレゼンを終えて

東立電機 ミンスタ (2)

 

加藤社長:みなさん、ありがとうございます。プレゼン、とても楽しめました。若い感覚っていいなって。

 

ぼくの思いとしては、市場調査とかセールスプロモーションとかを重視して、ある程度のニーズが見込める、というガチガチのプレゼンや結論が欲しいわけではない。

 

数を見込めることは重要だが、それが全てではない。数が売れなくても、それに魅力を感じてくれる人はいる。自分たちの納得のいくモノのを作ってそれを売る。それがいい時代になっている。

 

究極をいったら、思いつき先行でいいんです。中小企業ならそれでいい。 まず思いつき。それから市場に似ているものがないかリサーチ。次に、自分がそれを欲しいかどうか。もし欲しくないならそれは何故か。

それを自分のアイデアに組み入れていけば、どんどん完成度の高いモノになっていくと思います。

 

 

ということで、今度は、皆さんで蔦屋家電などおしゃれな家電やを一緒に見学しに行きましょう。ヒーターの活用のされ方など、以外なところに存在していたり、皆さんにも驚きがあると思いますので。

 

果たして今回のプレゼンから商品化されるアイデアはあるのか。次回、オシャレな家電屋さんで洗練された家電製品を見学に行く!の巻。

 

 

 

株式会社ジョブコム編 第1話 「学生に出された2つのミッション」

 

ミンスタ オビ

株式会社ジョブコム編 第1話 「学生に出された2つのミッション」

◆文:矢本祥子 /動画制作:MovieAction

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学生が常識にとらわれない柔軟な発想で、企業の悩みやミッションに取り組む「ミンスタ」。

 

若者から飛び出す思いもかけないアイデアが、企業に新企画をもたらし業界を動かす可能性もある。学生たちにとっては、新感覚アルバイトでもあり、「社会に出て仕事をする」疑似体験の場、スキルアップの貴重な機会でもあるのだ。

 

 

今回のミッションは、総合人材サービス会社である株式会社ジョブコムから。ズバリ「登録スタッフ数を増やしたい!」である。

 

 

う株式会社ジョブコム 看板

 

 

設立20年目を迎えるジョブコムは、名古屋が本社の事務系の人材派遣会社。

その他東京、福岡に拠点を置いて、順調に業績を伸ばしてきている。

 

 

派遣会社の仕事は、働く人を探している「派遣先企業」と働く場を探している「派遣スタッフ」を結びつけること。

 

 

提携している企業から信頼してもらうためには、いかに企業が求めている人材を提供できるかがポイントとなる。

 

人材とは、つまりジョブコムに登録してくれる「派遣スタッフ」だ。働きたい人にとって魅力ある企業の仕事を取り揃えるのと同様に、優秀な人材の確保も大切な仕事なのだ。

 

この「登録スタッフ数をどうしたら増やせるか」というテーマに、学生の力を借りたい。ここから本プロジェクトは始まった。

 

参加者

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(前列左から)ジョブコム・櫻井梨絵さん(コーディネーター)・山村欣矢さん(常務取締役)・齋藤理恵さん(営業グループ 人材派遣ユニット)

(後列左)加藤俊(ミンスタ)

(右端)ファシリテーター石塚祐介(株式会社Ymix 代表取締役)

 

 

学生 (学年は2016年3月時点のもの)

 

 

岩廣映璃(イワヒロエリ):跡見学園女子大学 マネジメント学部マネジメント学科1年

う株式会社ジョブコム ミンスタ (6)

 

 

篠原瑞季(シノハラミズキ):早稲田大学 文化構想学部 多元文化論系2年

株式会社ジョブコム ミンスタ (7)

 

 

鈴木太陽(スズキタイヨウ):日本大学 商学部 2年

株式会社ジョブコム ミンスタ (8)

 

 

永島郁久雄(ナガシマイクオ):東洋大学 経済学部国際経済学科1年

株式会社ジョブコム ミンスタ (5)

 

 

永山海斗(ナガヤマカイト):東洋大学 経済学部 国際経済学科1年

株式会社ジョブコム (2)

 

 

◆〝派遣〟のイメージって悪くない?

 

株式会社ジョブコム ミンスタ (2)

 

「みなさんは、〝派遣〟と聞いてどんなイメージを持っています?」

 

開口一番、ジョブコム株式会社常務取締役の山村欣矢さんは学生に訊ねた。

派遣切りや年越し派遣村など悪い印象もある〝派遣〟という働き方。学生の率直な印象を聞きたかったという。

 

株式会社ジョブコム ミンスタ (4)

 

「アルバイトで数日、派遣で働いたという友だちはいますよ…」

 

「登録はしたことあるんですけど、年齢が若いこともありなかなか仕事がまわってこなかった。あまりいいイメージはないですね」

 

「ホテルの中のレストランに毎回派遣される仕事をしていたんですけど、その都度違う職場なので人間関係が築けなかった。それが残念だったことでしょうか」

 

 

「みなさんが経験されているのは、単発のものが多いようですね。うちは、派遣の中でも事務系。派遣といってもいろいろ種類があるんです」と山村さん。

 

 

 

派遣会社によって、技術系に強い、製造系がメインなど、それぞれ得意とする職種、専門分野が違う。

 

 

ジョブコムは、事務系に特化した会社だ。

一般事務、営業事務、貿易事務、経理など。企業の中に入って、営業アシスタントとして資料を作成したり正社員のサポートをする仕事が多い。比較的長期でだいたい3ヶ月毎に契約更新をし、長い人だと3年以上同じ職場で働き続けている人もいる。

 

 

 

◆派遣システムのしくみ

株式会社ジョブコム (1)

 

 派遣システムのしくみを簡単におさらいしよう。

 

「派遣先企業」は、ジョブコムと労働者契約を結び、業務を依頼する。

「派遣スタッフ」とジョブコムは雇用契約を結び、給与はジョブコムから支給。福利厚生などもジョブコムがバックアップする。ただし「派遣スタッフ」に対して、仕事に関する業務の指示をするのは「派遣先企業」となる。

 

 

 

ジョブコムの仕事としてはまず、派遣を必要としている企業を開拓することがあげられる。常に、ネット上などで同業他社の情報をチェックし、営業をかけ、「派遣先企業」を増やす努力を行っている。

 

ジョブコムでは、常時150〜200件くらい、「派遣先企業」からの仕事の依頼があるそうだ。

 

 

 

一方、企業が欲しい人材、ニーズもさまざまなので、その多様な要望に応えるべく幅広い人材を取り揃えるために、「派遣スタッフ」の登録数を増やす施策も常に行っている。

 

ネットなどで仕事の情報を流し、それを見て「この仕事をしたい!」と興味を持ってくれた人には、銀座と新宿にあるセンターに直接、登録に来てもらう。そこで、「派遣スタッフ」の希望条件をコーディネーターがヒアリング。「派遣先企業」の業務内容の確認を行い、職場訪問などを経て、うまくマッチングすれば契約成立、派遣での仕事が開始となる。

 

 

 

 

◆登録者数を増やすには?

ミッション依頼

 

 

今回、ミッションは二つある。

 

ミッション依頼1

 

一つ目は「登録スタッフ数を増やしたい!」だ。

 

 

「人材を探している企業が200社くらいあっても、登録をしに来てくれる人が数十人では、いくら仕事を紹介したくてもできないですよね。その逆もしかりで、両者のバランスがとても大切なんです。今、だいたい200社くらい案件がある中で、現在、登録者数はだいたい月に200〜250人くらい」

 

 

派遣で仕事を探している方は、平均して3〜4社重複して派遣会社に登録している。その上で、いくつか紹介された仕事の中から、自分の条件に一番合うものを選んで就業している。この3〜4社の中に、中堅どころであるジョブコムが入るための施策を考えてほしい、というのが一つ目のミッションだ。

 

 

 

◆一番に相談してもらえる会社になる

 

ミッション依頼2

 

 二つ目は、「派遣先企業」からも「派遣スタッフ」からも、一番に相談してもらえる会社になること。

 

 

「ジョブコムの理念として、社員みんなで作ったミッション、ビジョン、モットーがあるんです。アイデアを考えてもらう前提として、知っておいてくださいね」

 

 

 

 ★MISSION/私たちの使命

  〝自分らしい生き方〟を、一緒に、世の中へ。

 

 ★VISION/私たちの目指す姿

   あなたに寄り添い、一番に相談される存在として、人と企業のこれからを応援する。

 

 ★MOTTO/私たちの行動規範

   ひとに、しごとに、まっすぐに。

 

 

 

山村さんは続ける。「売上で一番になることはすぐには難しいが、人と人との関係、信頼を得ることにおいて、ジョブコムが一番になることは可能なんですね。『まずはジョブコムの人に相談しよう』と思ってもらえる会社を、皆で目指しています。

 

それは、働いているスタッフからの相談もそうだし、企業からもです。いくつかの派遣会社からスタッフが入っている現場で、たとえば『来期にこんなプロジェクトを予定していて、こういう人を派遣で雇おうと思っているんだけれど…』といった話を、担当者から一番に相談してもらえれば、我々は、他社よりも情報を早く受け取れたことで、先手を打つことができます」

 

 

これは、ジョブコムの営業担当が今、知恵を出し合って開拓している領域。マナーや知識、情報収集、マインドといった項目をあげて、喧々諤々議論を深めているところだ。

 

「一番に相談してもらえる会社なる」ためには、何をしていけばいいだろう?それを考えてもらうのが、二つ目のミッションだ。

 

 

 

◆これまで実施してきた施策

 

登録スタッフ数を増やすために、大手や同業他社と同じことをやっていても仕方がない。差別化するためには、どこもやっていないこと、未開拓な部分を掘り起こすことが課題となる。

 

 

櫻井梨絵さん ジョブコム

 

「なにはともあれ、登録に来てもらうことが大事なんですね。すべてはそこから始まるので。考え方としてはいわゆるマーケティングと同じです。ジョブコムが持っている仕事を、どう求職者にアピールするかに尽きます」とは、コーディネーターの櫻井梨絵さん。

 

「これまでに、交通費の支給やノベルティの配布、また地方への出張登録会や土曜、夜間の登録会などを行ってきましたが、費用対効果を見て、ほぼ廃止したりしています。その代わりに、今は、対応力、サービス力の向上に力点を置いています。

たとえば、スタッフをエレベーターまでお見送りしたり、面談の際のヒアリング力を高めるためのスキルの共有やMTGをこまめに行うなどしています」

 

 

また、広告対策においても、大手や競合他社と違った手法で行うことが重要だ。年齢が高くても専門スキルを持っているといったターゲット層の絞り込みや、これまでとは違う課金型の広告媒体を利用してみるなど、また、メールなどのシステムを駆使して求職者へのアプローチ回数を増やしたりと、さまざまな工夫を凝らして、来社へとつなげている。

 

 

 

次に、営業グループ 人材派遣ユニットの齋藤理恵さんが、ジョブコムがベンチマークしている企業とその会社の取り組みについてお話してくれた。

 

 

斉藤理恵さんさん ジョブコム

 

「ジョブコムと同じくらいの規模のW社が業績を伸ばしている要因を分析すると、W社は『人と人のつながりはアナログであるべき』をテーマにし、派遣先企業と派遣スタッフとのコミュニケーション量が圧倒的に多いんです。

 

営業の業務範囲が広く、その代わり一人が担当しているスタッフ数はジョブコムよりも少ないので、おのずと細やかな対応ができているようです。

企業側ともスタッフ側とも関係性強化に力を入れていて、それが売上につながっているんですね。

 

また、B社は、主婦の方に特化して就業支援を行ってきた会社なんですが、TV番組などメディアを上手に活用し、自分たちの事業をアピールすることで、派遣先企業、派遣スタッフの新規獲得に結びつけている会社もあります」

 

 

 

◆学生たちに期待したいこと

 

株式会社ジョブコム (3)

 

 最後に山村さんから一言。

 

 

山村欣矢さん ジョブコム

 

 「人材サービス業は、最終的に人対人。すごく泥臭いところがあるんですね。嫌なこともたくさんあるし、でも、その分嬉しいこともいっぱいある。

ほわっとしたきれいな感じのアイデアや、ジョブコムに対して気を使った提案はいらないです。失礼のないように、とかね。本音で忌憚のない、むしろ失礼なくらいの意見を聞きたいと思ってます。

 

遠慮しないでください。あとは、スタッフ側と企業担当者側の両方の立ち位置を想像しながら考えてもらえれば。企業側の気持ちをイメージするのは難しいとは思いますけれど」

 

 

 

 

◆アイデアは100個は出そう!

石塚氏 Ymix

ファシリテーターの石塚祐介さんから、アイデアは少なくとも100個以上出そう!また、マーケティング用語「AISAS(アイサス)」を意識して、順番に出していこう!といったお話があり、学生のブレストに突入。一部の発言を抜粋しておく。

 

※Attention(気づく)→Interest(興味)→Search→(検索)→Action(行動)→Share(情報 共有)

 

→石塚さんは、今はSearch(検索)はCheck(チェック)、Share(情報共有)はSpread(拡散)

ではないかと発言していた。

 

 

「派遣会社で重要なのはクリーン性かもしれない。安心感がないとこわい」

 

「TVなどスコミに載っているかどうかは大事?」

 

「このターゲットを取り込みたいから、このアプリを使っている人向けにアプリの下の広告とか」

 

「口コミ、やっぱり友だちからの情報が、一番信頼性が高いなぁ」

 

「渋谷の交差点の大画面って、つい時間があると見ちゃわない?」

 

「飲み物に付けられないかな?キャップにめくるシールを見て登録に来てくれた人にプレゼントとか」

 

「LINEのスタンプ作戦。スタンプが欲しいから、一度は登録するよね」

 

「スタップ取ったら、すぐに削除してしまうけど…」

 

「私は、罪悪感があってブロックできなかったりするよ」

 

「電車のつり革とか、何も考えずに見てる気がする」

 

「王道だけど、ハローワークなど安心感のある場所にフリーペーパーを置くのはどう?」

 

「ドラマで女優が来ていた服がすごい売れたり。ドラマ内で、俳優がジョブコムと絡むとか」

 

「感動するCM。何をしているかわからないものも多いけど、気になっちゃうよね」

 

「ジョブコムの社員など、中の人がどういうことをしているかを発信するのは?信用にもなる」

 

「ジョブコムのサイト、きれいだよね。サイトってけっこう大事。安心感が違うような」

 

「それって、Interest(興味)の先の話かも」…

 

 

 

石塚さんからは「PRなど広告ではないアイデアも考えてみて。B社がメディアに取り上げられている理由を考えてみてもいいかも。

今、PRとして取り上げられやすいのは、シェアリングエコノミー、社会貢献、地方活性の3つなんです」と助け舟が。

 

 

今後、日をあらためてアイデア会議が行われる。次回は、プレゼンの様子をお届けする予定だ。

 

 

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