就活を終えた4年生に、効果的な就活の準備、乗り越え方を聞く (前半)

 

 

就活を終えた4年生に、効果的な就活の準備、乗り越え方を聞く(前半)

 

ほとんどの大学生にとって最も大きな関心事の一つが就職であることは間違いない。

3年生の多くは毎年、夏になると焦り始め、周囲の動きを気にしながら、情報収集の取っ掛かりとして、短期インターンシップへのエントリーを始める。

毎年の恒例行事ではあるにしても、もっと効果的に就職につながる活動方法はないのだろうか?

今回、当社の学生記者が、すでに第一志望企業に内定を得た4年生にインタビューした。

 

語り手:法政大学4年 柳原 千尋さん

 

就活にあたっての企業の見方

 

 

~ これから僕らは就職活動を意識して学生生活を送らないとなりませんが、すでに、就活を終えられた先輩にぜひお話しをお伺いしたいと思います。自分も含めて、みんな未経験の分野でかなりわからないのではないかと。4年生から見て、3年生が見えていないと思えるところはどんなことでしょうか?

 

柳原:3年生がわかっていること、わかっていないこと。こうしたらいいっていうのは分かるけど、これは分かんないみたいな。あるいは、就活で、これならこういうふうにすればいいっていうのは知ってるみたいなものはありますか?

 

~ インターンシップなどに積極的に行って、とりあえず行きたい会社が決まったら、どんどん情報を集めてくるっていう事と、相談しながら、ちゃんとエンリーシートなどにアウトプットしていけるようになるっていうのは分かります。あとは、例えば財務情報を見て、あまりにもやばい会社には行きたくないですし、業界とか見てて世間的にあまり将来性がないって言われているところは外すようにはしてます。

 

柳原:そのIR情報はもう見れるのかな?

 

~ そうですね、IR情報は上場企業だったら公開してますし、IR情報の正しい使い方はよく分からないですけど、消去法で落とすスクリーニングに活用してます。例えばある業界に行きたいってなったら、その業界の企業の財務諸表を見て、利益率が異常に悪いやつとか異常にいいやつとかは抜くようにしてます。

 

柳原:確かにね。その現状の把握っていうところで切る切らないっていうのは多分できると思うんだけど、その現状だけじゃなくて、これからこういうことにお金を使いますとか、これからこういうところを伸ばしていきますみたいなのも書いてあるじゃん。そういうのはかなり就活の選考では使える分野で、会社のビジョンに自分で共感できるためには、そのビジョンを知らなきゃいけない。

会社のビジョンっていうのは、すごい大きな意味でいうと、企業理念だけど、それを具体的に将来10年後20年後にこうなっていきたいっていうのは、長期計画書みたいなのに書いてあって、それを見て、自分がどれをやりたいかな、なんでこれをやりたいのかな、って考えたりするときにに使う。

 

~ へ~ 、そういう使い方があるんですね。

 

柳原:使っている人がどれくらいるのかは、他の4年生に聞かないとわかんないんだけど。私はそれを見て、ああこういう会社になってくるとするならば、私はこの分野をやりたいとか。で、なんでこの分野をやりたいかっていうと、今私が大事にしてるところはこういうところで、こういう世の中にするところに共感できたからっていうのを結構考えて話すようにしているよ。

 

~ こういう世の中にするですか?

 

柳原:それは大きすぎるけど、共感できるかどうかという話。将来に共感できるか、目指してるものに共感できるかということかな。

 

 

志望動機と自己PRは重要

 

~ 企業にこちらから伝えるのはどんなことでしょうか?

 

柳原:実際に企業にこちらから話せる機会は少ない。志望理由と自己PRくらい。なので、ここをうまく話せばいけるっていうのが大体の流れ。イメージ的には、例えば環を二つ書いてみて、そのうち左は企業が求めること。右は自分が求めること。この両方が交わるところあたりを強調して話す。

左だけ話してもだめだし、右だけ話してもだめで、この交わっている部分を話せてるか。それを他の人に、聞いてもらってフィードバックをもらう事で、自分がどれくらいのバランスでしゃべっているのか分かるっていう。

また、さっきの2つの環の下に、別に環を2つ書いて、左が理論の環、右が感情の環とする。そのバランスをみて話すということが重要。私の場合は右の感動を重視する。映画を観てて、シーンにめっちゃ感動する。泣きたい時は泣く。

でもこっちの人は、ジョージ・クルーニーが出てるんだよとか、アカデミー賞ノミネートしたんだよとなる。人によって、どちらに影響受けるのかが違う。面接官によっても、対応を変えたほうがいいよね。面接官の人で左(理論)の人がいたら、かなり、左寄りに話す。

それに合わせないとダメで、そのうえでどっちの要素もバランス良く会話に取り入れないといけない。で私だったら、感情的になりやすいから、なるべく左を意識して話すようにしたり、第三者が聞いて大丈夫だよと言われるレベルに仕上げる。

左のバランスと右のバランスを保ちながらエントリーシートを書くことが重要。重視してやるっていうのが大きな枠組み。10社くらいやっていったらわかる。最初は絶対わかんないね。

 

~ それは誰が教えてくれたのですか?

 

柳原:重電メーカーのインターンシップで自己分析するっていうのがあったらしく、それを友達から聞いたので私も若干意識してた。でも、話そうと思っていることを実際には知り合いの社会人の人に相談すると、それはあなたらしくないとか、それは違うと思うと言われたり。例えば私はその時の自己PRで、私は人の気持ちが分かる人間ですとかそういう感じのもの、その具体例を書いたんですよ。そしたら、その具体例もあなたのエピソードとしては、もっといいものあるでしょと。

めっちゃ考え直して、もっと私らしいのが表せるのではと。結局サークル活動になったんですけど。とかっていう話になって私の場合は右上(自分が求めること)が薄かった。企業よりではなくて、自分寄りに戻すには人に私の話を聞いてもらって、私の事を知らない人でも、私の魅力かどうかが分かるというレベルになるまでフィードバックをもらって、ここにどんどん近づけるようにしていったというのが私が就活を終えて、見えなかったものが見えてきたタイミングです。

 

~ その手ごたえはどの瞬間に感じたのですか?

 

柳原:エントリーシートがバンバン通るようになってからです。

 

~ エントリーシートは何通くらい書くものなんですか?

 

柳原:私は20くらいですが、みんな50くらいやってますね。手書きもあるし、パソコンもあるし、その場で履歴書を出すっていうのもある。

 

~ 最初何通くらい書いていたのですか?

 

柳原:落ちたのは少ないんですけど、出す前にさっきの社会人の人に見てもらって、いっぱいダメだしをされました。

で、最終的に出して、大体15社くらいは通ったんですが、特に手ごたえを感じ始めたのが、エントリーシートの通過が困難な企業群に通った時。それが5月の下旬くらいが締め切り。それまでに、たくさん出してるし、1番最後のエントリーシートは、今までの中で1番難関のところ。そのレベルでも当たってるんだなっていう感覚がかなりありました。

最後は、食品業界に絞ってたので、求める人材が似ていて結構考えやすかったっていうのもあるが、理論、感情の部分がちゃんと伝わるかとかっていうのをまず自分でチェック。それを人に見てもらう。何をチェックすればいいか、こういうプロセスを経て自分で分かるようになった。やはり、第三者の目は重要だと思うよ。

 

 

 

軸のみつけ方

 

~ 自信を持って、もし就活前の学生さんたちに対して、これをやっておいたほうがいいよという事を伝えるとしたら、もし就活前に戻れるとしたら、どういった事をやろうと思いますか?

 

柳原:よく、先輩たちに言われてたのが、自己分析をちゃんとしたほうがいいということ。そこで、質問に答えていくと自己分析ができるというツールがあって、その何百問っていう質問に答えてやってみた。

でも、友達と見合わせてみると、友達も、結構似たり寄ったりの分析結果が出ていることが分かった。つまりどんなインプットをしてもアウトプットは結構似ているというか。ちゃんとした自己分析って何なんだろうと疑問になった。行きたい会社に行けた先輩に聞くと、自分の軸を見つける事だよと。自分の軸を見つけるって何?みたいな、そんな短期間で見つかるんですか?

でも私の中で、私の軸、何をしたいかっていうのは見つからなかったんですけど、どういう環境で働きたいかっていうのは見つかった。それはチームで働きたいということで、私はチームでアイディア出したりする環境が整っている会社がいいなっていうのがあって、それが最初に見えてきたことですね。

 

~ それが見つかったきっかけは?

 

柳原:やっぱり軸っていうと、自分が何をやりたいのかっていうのを相談していた社会人にめっちゃ聞かれて、何やりたいのっていうのが軸なんだと思った。で、私は何をやりたいんだろうみたいにめっちゃ考えたんですけど、人々が笑顔になる仕事がしたいとかしかなくて、まだぼんやりしてる。結構どの業界にもあてはまるし、どっちかっていうとそれよりももっと大事な軸って考えていくと、それ以上になんかやりたいことは人を笑顔にするということしかなかった。

私の友達は国際インフラをやりたいとか超ピンポイントで探していた。私はそうしかなかった。それはそれでいいんですけど、更に絞り込もうとするのは、私の中では輪郭を描ききることができなかった。考え続けてはいたんですけど、今後の人生の大半をそれぐらいのピンポイントで私のやりたいことは、今は見つからない。

今私の中にあるのは人々を笑顔にするというふんわりした輪郭しかない。これはこれでいい。他の軸があるのか探そう、自分が譲れない部分 何をやりたいかじゃなくて、どうやりたいかは明確に持っている。それを明確に持ってたのはサークルで代表をやらなきゃいけないことがあったから。

仕事って多分そういう時が大事なんだろうなって思っていた。皆でミーティングをする、そのわくわく感が重要。私は多分こういう環境だったら、何をやってもやっていける。人々を笑顔にしたい。誰かと一緒に仕事をするその環境の雰囲気みたいなのは、結構私の中で重要。

うまく伝えられないんですけど、その面接とか説明会とかで、ここは、会話してるって思えた会社は、明確に自分がその会社でミーティングしてるイメージがついたので絞り込んでいった。軸が見つかった上で、どういう環境だといいかっていうのが具体的に見えてきた。

 

~ その後に今内定した会社と出会うまではどういう変遷をたどっているんですか?

 

柳原:軸が見つかったのが、結構3月の後半、4月の頭ぐらいなんですよ。私は3月の時点で5社くらいにエントリーして、その時はホントに何の軸もなくて、出会ったからみたいな。規模感は大企業でないくらいがいいとは前から思ってた。軸と条件は違っていて条件というのは、絞り込むためにある。条件さえあれば一応エントリーはできる。それでとりあえずエントリーしてたんですけど、軸が決まってからは、自分がかかわる事で、自分が人に笑顔を与えられるという観点で選び始めた。

最後は、食品業界とか見てきたんですけど、どうもはっきりしなくて、相談に乗ってもらっている社会人に、ならば余命1年しかなかったら何やる?と聞かれた。私が窮して、思いつくイメージとしてカメラマンになりたいかな?と言ったら、たまたま知っているカメラ関係の会社があるということになって紹介してもらった。この会社もチームでやっていて、人に笑顔を与えるものだなと思ったので、巡りあった感じかな。

 

~ それはどの瞬間に思ったのですか?

 

柳原:HPを見た時です。

 

~ どのワードに響いたのですか?

 

柳原:社長の企業理念を見たんですけど、その時見てた業界の他の会社に比べて、すごく使わないワードを使う会社だった。勇気と誠意、愛とか夢を広げるとかそういう感じの事が書いてあって、おー不思議だ。言葉が丁寧で、どちらかというと固くない、柔らかい印象。私の感覚ですごくフィットする言葉だったので、おーと思った。

私がサークルで1番学んだ事が、人に対して誠実でかつ勇気を持つという事。いろいろあったけど、社会人に対しても、誰に対しても誠実で、誠心誠意話さなければいけない。話すためには、自分の意見を言うために、働く上でこれはかなり大事。あー分かるーってなった。そこからこの会社説明会いこうと思って、そこをぽちっとした。

 

SACCO×ミンスタ主催イベントのお知らせ

 

 

SACCO×ミンスタ主催イベントのお知らせ

 

SACCO×ミンスタ主催イベント
【こうして見つけるのか!職業選択研究セミナー】

 

≪イベント概要≫

就職どうしよう…
キャリアってなんだろう…
こういった悩みは就活が気になっている方なら抱いたことがあるのではないでしょうか。

このイベントは、
将来歩んでいく道はどのようなものがあるのか、
職の選び方や優良企業の見分け方について様々なキャリアを持つ社会人の方から
直接お話をお聞きして【自分の将来のイメージ作りが出来る】イベントです。

 
①基調講演【優良企業の見つけ方を学ぶ】

就活生にとってはお馴染みの業界地図ですが、
東洋経済の元編集長である田宮寛之氏から、
優良企業の見分け方についてお話し頂きます!

 

②人事と匿名で本音トーク【社会の本当のことを知る、就活の悩みを解決できる

学生にとって今まで聞きたかったけど聞けなかった企業への疑問、
社会人の方に実は聞きたいと思っていること、就職活動の中で本音で答えてほしいことなど、
学生と企業の間で、本音で話し合っていただけます。

企業側は社名を伏せいているため、学生の質問に本音で答えることができ、
学生は企業をネームバリューで判断することなく、お話を伺えるので、
就職活動という面ではもちろんですが、社会人になる心構えを持つきっかけになります。

 

申し込みはこちらから!
↓↓イベントWEBページ↓↓
http://www.sacco.co.jp/seminar/

 

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪参加者特典≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
『会社四季報 業界地図』(東洋経済新報社)
または
『みんなが知らない超優良企業』 (講談社)
のどちらか1冊をプレゼント!
 
 
≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪登壇者≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
東洋経済新報社 記者・メディア編集委員
田宮寛之氏
東洋経済新報社に入社後、企業情報部記者として自動車、食品、生保、損保、百貨店、スーパー、コンビニ、外食、人材ビジネス業界などの取材を担当。その後「週刊東洋経済」編集部デスクを経て「オール投資」編集長。「東洋経済HRオンライン」と「就職四季報プラスワン」の編集長を務め、現在はメディア編集委員。

株式会社スモールビジネス研究会
齋藤真織氏

一般財団法人日本SOHO協会
大串結子氏

 

申し込みはこちらから!
↓↓イベントWEBページ↓↓
http://www.sacco.co.jp/seminar/
 

イベントに向けた全体ミーティング

 

 

2017年1月26日 全体ミーティング(第1回)

 

 

1月26日、渋谷駅から徒歩6分の場所にある青山セブンハイツの一角で会議が行われました。

今回の議題は、学生が来たいと思うようなイベントの設計を考えようという点でした。

ファシリテーターに大手のNPO法人の役員の方をお招きして、大学生のメンバーが積極的にアイディアを出していきました。

今回のイベントに来てくれるような学生さんはどのような人なのか、そんな学生さんはどんなイベントに来たいと思うのか、というところについて夜遅くまでガッツリと話し合いました。

事前に自分たちで考えていた段階では、もやもやと詰まっている部分があったのですが、ファシリテーターの方が適切な疑問設定をしてくださったので、自分たちの中で答えを見つけることができました。

 

現在私たちは学生と企業の橋渡しができるようなイベントを設計しています!

今回私達が考えているイベントのメインターゲットは、「就活をはじめたはいいものの、どうやって企業を選ぶのか分からなくなってしまった学生さん」です。

・本当に良い会社の見分け方!?
多くの学生は3月1日の就活の解禁に伴い、プレエントリーを開始したり、大学の合同説明会に参加します。でも大学の合同説明会には300社以上もの会社さんが来るため、たくさんの企業の話を聞く中でどうしたら良いか分からなくなってしまう毎年数多くいるようです。その時に必要なのはとにかく数多く話を聞くというよりも、本当に良い会社の見分け方を知ることです。残念ならが現状では表面上は優良企業を装っていても、入ってみると職場の雰囲気が悪かったり、終電で帰れないくらいまで残業をさせられる企業も多くあります。そういった企業をどうやって見分けるのか、どうやったら有名じゃないけど優良な企業を見分けられるのか、その見分け方を学生さんにお伝えしたいと考えています。
そのために就活生に向けて累計部数110万部売り上げた『会社四季報 業界地図』の編集長をされていた田宮寛之様をお呼びして、良い企業の見分け方についてのお話を聞かせていただくことになりました。時価総額だけじゃない、これから衰退していく企業や伸びる企業の見分け方についてお話しいただく予定です。

 

・匿名で質問ができる!?
また、合同説明会に参加している企業さんも学生さんに応募してもらうのが仕事なので、会社の悪いところや業界の悪いところはあまり明かすことができないという現状があります。私たちはそういった状況に陥った学生さんに対して、人事の方の本音を聞ける環境を作りたいという思いがあります。そういった場合の障害になるのは、学生としては「こんな質問をしてしまうとこの会社に対しての印象が悪くなるのではないか」、企業としては「こんなことを言ってしまうと、自社の学生に対しての印象が悪くなってしまうのではないか」という思いです。そのため、今回のイベントでは学生は名前を明かさず、企業も社名を明かさずに参加していただき、両者が本音で語り合える場をつくります。

現在、私たちはこの理念に共感して、一緒に活動をしてくれるメンバーを募集しています。活動期間は現在~2017年3月14日までで、イベントの設計に関わってみたい、学生のことを本当に思って接してくれる社会人の方と関わりを持ちたい、という方、私達と一緒に活動してみませんか?

 

ロート製薬株式会社 ‐「新発売するドリンクのPR方法を考えよ」

 

 

ロート製薬株式会社 

 

◆動画制作:久保田亮

ロート製薬 01

 

12月17日にロート製薬株式会社 東京支社で開催された1DAY ビジネスコンテスト。

 

当日は、約20名の学生が参加しました。

 

 

 

ロート製薬さんより出された課題は

 

「新発売するドリンクのPR方法を考えよ」

 

というものでした。

 

 

▽当日の様子を記録した動画はこちら ▽

 

 

▽プロジェクト依頼記事▽

http://minsuta.jp/project/201612-rohto/

 

SOMEATTのPR方法を考えよ~企業への提案~

 

SOMEATTのPR方法を考えよ~企業への提案~

企業からのミッションに学生が挑戦する新感覚アルバイト「ミンスタ」。

シナジーネットワークス株式会社(東京都渋谷区)という訪日外国人を気軽にアテンドできるサービス「SOMEATT」運営会社からのミッションです!

 

今回のミッションは、【新サービスSOMEATTのPRを考えよ】

今回は実際に考案したPlanからDoまでセットのミッションです。

 

サービス
http://www.someatt.com/

 

ミッションには3名の学生さんが参加してくれました。

第1回の初回MTGは8月5日、渋谷にあるミンスタのオフィスにて開催されました。

SOMEATTとは、日本を訪れる外国人の方を自分の空いている時間でアテンドできるというサービスです。

 

英語を使って外国人とコミュニケーションしたい方などに最適なサービスです。

 

そしてこのMTGから約1カ月後の9月7日、このサイトの認知度を上げて利用者を増やすためのPR方法を学生さん3名が社長の前でプレゼンしました。

 

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青山学院大学1年 野村さん

SNSと学生団体を利用して大学生をターゲットにしたPR方法を発表しました。

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青山学院大学1年 山本さん

SNSを活用したPR方法を提案しました。

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法政大学3年 柳原さん

多言語対応していない飲食店とのコラボPRを提案しました。

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無事3名10分間のプレゼンを終えることが出来ました!

 

そしてついに、自分で考えた提案内容を実行していくことになりました!!

 

ー続くー

 

【レポート】株式会社サイトビジット 日吉にオープンする資格試験教室の学生集客を考えよ!

 

【レポート】株式会社サイトビジット

日吉にオープンする資格試験教室の学生集客を考えよ!

 

企業からの課題に学生が挑戦する「ミンスタ

 

今回のプロジェクトは資格試験のオンライン学習サービス「資格スクエア」を運営している株式会社サイトビジットさんからのオファーでした。

 

今回のプロジェクトは、
「2017年1月に日吉にオープンするリアルな対面型の資格試験教室の学生を集客する方法を提案する」
というもの。

 

▽プロジェクト依頼記事▽

 

12月8日(木)と12日(月) 説明会

 

初回の説明会を兼ねたミーティングは、12月8日(木)と12日(月)の2回に分けて、五反田駅近くにあるサイトビジットさんのオフィスに集まりました。

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資格スクエアの魅力について講師の先生からお話いただきました。

 

 

 

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先生の熱量に圧倒される学生さん。

 

 

 

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新しくオープンする日吉校について先生から説明をうけます。

 

 

 

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そして、ついに課題を発表!

 

その後ファシリテーターの齋藤さんが課題の整理や今回の課題の解決方法を講義形式で学生さんにお伝えしました。

そして2人1チームでどのようにアンケートを行うかについて議論を行いました。

どの学生さんもそれぞれある程度の道筋が見えたようです。

 

 

 

12月15日(木)と17日(土) ブラッシュアップセミナー

学生さんの考えたアイディアを教えてもらい、そのアイディアのブラッシュアップの方法やどのように伝えたら魅力的に見えるかなどアドバイスを行いました。

 

 

 

20日(火)と22日(木) 発表当日

発表も20日(火)と22日(木)の2回に分けて行いました。

 

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ついに学生のプレゼン開始です!

 

 

 

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講師の先生も真剣に話を聞いてくださります。

 

 

 

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プレゼンに際し、イメージのデザイン画を作っている学生さんもいました。

 

 

 

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更にプレゼンをします。

 

 

 

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先生も学生さんに質問を投げかけます。

 

 

 

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最後の学生のプレゼンが終わりました。

 

 

 

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先生から全体のフィードバックをいただきました。

 

 

今回はみなさんターゲットとなる慶応大学法学部の学生さんにアンケートを行い、そのニーズにそって立案を行いました。

そのため資格スクエア日吉校担当の先生も非常に満足してくださっていました。

 

【知らずにネットを使うのは危険!?】ウェブサイトの実態と、よいwebサイトの見分け方を初心者向けにわかりやすく解説!

 

 

【知らずにネットを使うのは危険!?】

ウェブサイトの実態と、よいwebサイトの見分け方を

初心者向けにわかりやすく解説!

 

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こんにちは、齋藤です。

 

みなさん最近welqというウェブサイトが問題になって、公開停止にまで追い込まれたという話はご存知でしょうか?

この 問題となったwelqの記事の制作方法ですが、実はそういった方法で記事を作っているのはDeNAだけではありません。

そこで今回は、ウェブサイトの運営会社で働いていた僕が、現状のウェブサイトの問題点と、じゃあどうしたらよいサイトを見つけられるのかという点について解説します。

 

 

キュレーションサイトとは?

キュレーションサイトというのは、一つのジャンルの情報をまとめたウェブサイトのことをいいます。(単純にまとめサイトと考えていいです。)

DeNAの出しているサービスであれば、welq(健康に関しての情報)、Find Travel(旅に関しての情報)、CAFY(食に関しての情報)などといったものがあげられます。(DeNAが出しているもの以外にも無数に存在します。)

 

 

キュレーションサイトの情報は信用してはいけない!?

ではそのキュレーションサイトは何がよくないかというと、なにより記事の質がよくありません。

それはGoogleで検索される順位を向上させることを目的にして、記事の作成が行われているからです。

多くのサイトがサイトの利用者を増やすために、Googleのシステム側が良いサイトであると判断するようなサイトを作ろうと必死に努力しています。

そして現在のGoogleのシステムでは「より文字数の多いサイト」「より記事数の多いサイト」が優良なサイトであると評価されるようになっています。

そのためキュレーションサイトでは、ライターを安く買い叩いて一つでも多くの記事を作成しようと日夜頑張っています。

ライターの相場は一記事につき千円といったところです。

一つの記事を千円で書かないといけないので、ライターは長くても一時間以内に終わらせようと必死に記事の編集をします。

もちろん時間をかけてリサーチをする暇なんてありません。

さらに文字数を増やすために冗長な表現を使います。だからキュレーションサイトの記事の質は低いのです。

 

 

どうしたら良い情報を見つけられるの?

ではどうやって良いサイトを見つければよいのでしょうか?

良いサイトを見つけるためには

1.人気のある記事を検索する

2.きちんとした人によって書かれたサイトを利用する

ことが大事です。

 

 

1.人気のある記事を検索をする

一般に、ユーザーに人気のある記事は良質な記事である場合が多いです。

人気のある記事は下記のサイトを利用することで、簡単に検索することができます。

このやり方での検索は、特にレストランを調べたいときなどに重宝します。

 

はてなブックマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ記事だと、キュレーションサイトは行ったことの無い場所の記事を食べログのレビューを見ながらまとめている場合が多いです。

しかしはてなブックマークを利用すれば、もう一度読みたいと思うような人気のある記事=良質な記事を厳選して見つける事ができます。

 

 

では使い方について説明していきます。

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右上の検索ボックスに検索ワードを入力します。今回は「渋谷 ランチ」で検索してみました。

 

 

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検索結果が表示されました。情報の質を上げます。今回は渋谷なので500人以上が保存した記事に絞り込みます。

(もし表示されなければ100Userなどで検索することもできます。)

 

 

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絞り込まれたなかでも良さそうな記事を選びます。

 

 

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「カイワレの大冒険Third」という個人ブログが見つかりました。

 

 

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画像の質も一定ですし、ライターさんは自分で行った場所だけを紹介していると考えられます。

自分で行っている分、記事の質も高い場合が多いです。人気のある記事を検索することで、良質な記事に行きつくことができます。

 

 

2.人によって書かれたサイトを利用する

これが一番大切です。例えばこの記事だと、ウェブサイトの運用会社で働いていた経験のある人間が書いているため、正確な情報をお届けできています。

でも製作者をいちいち確認するのはめんどくさいですし、経歴は詐称もできてしまいます。

だからおすすめしたいのは信頼できるサイトを見つけること。健康に最も詳しいのはお医者さんですよね。法律に一番詳しいのは弁護士ですよね。

じゃあその人が書いた記事を利用できれば一番良いと思いませんか?

実はそういったサイトはすでにいくつか存在しています。(ちなみにミンスタ(当サイト)も常に正確で分かりやすい情報を心がけています!)

 

Doctors me

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https://doctors-me.com/

 

Doctors meは現役医師が質問に解答してくれるwebサイトです。他のユーザーの投稿した質問は無料で見ることができます。

今はまだ質問数はそんなに多くありませんが、今後ユーザーが増えれば無料で見れる記事も増えていくでしょう。

質問するためには少しお金がかかりますが、他のwebサイトを探し回る手間、病院に行って長い時間待たされる手間を考えれば安いものではないでしょうか。

 

 

弁護士ドットコム

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https://www.bengo4.com/

 

弁護士ドットコムは質問を投稿すると現役弁護士が答えてくれるというwebサイトです。

PCからですと過去の質問も無料で読むことができるので気軽に利用することができます。

このサイトが無料で利用できる理由は、利用者質問から回答した弁護士の仕事につながっていくことで弁護士にも利益が上がる仕組みになっているからです。

裏の思惑があるサイトではないので安心して利用してください。

 

 

自分で正しい情報を探していくことが大切

なぜこういった優良なサイトが有名にならないのかというと、一つの記事を書くのに十分なリサーチをしているため記事の数を増やすことができず、その結果Googleに良い記事と判断されないからでしょう。

でもしっかりリサーチされているだけあって、現役医師・現役弁護士の書いた記事は大手キュレーションより数段信頼できます。

Googleの仕様が改善されてより使いやすいサイト・より正確な情報が載っているサイトほど上位に表示されるようになるのが理想ですが、それまではご紹介したサイトを活用してネット社会を乗り切っていきましょう。

 

蔵カフェ×やまとなでしこPJ

 

オビ ミンスタ

蔵カフェ×やまとなでしこPJ

◆動画制作:久保田亮

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やまとなでしこ

 

いよいよ学生プレゼン始まる!

豊島屋酒蔵さんという日本酒の酒蔵さんが、神田に蔵をコンセプトにしたカフェ『蔵カフェ』をオープンしました。ここで提供するメニューを学生が考えるというプロジェクト。

 

10人の学生が挑みます!

 

果たして、結果はいかに?

 

ファインダインのPRと採用案・学生プレゼン始まる!

オビ ミンスタ

株式会社ライドオン・エクスプレス編 第3話 「学生プレゼン」

◆動画制作:久保田亮

 

 

いよいよ学生プレゼン始まる!

 

 

宅配寿司「銀のさら」を運営する株式会社ライドオン・エクスプレスさんからのミッション。

『ファインダインの斬新なPRと採用方法を考えて』

 

 

 

ファインダインは、デリバリーをしていないレストランの本格料理を自宅やオフィスで手軽に楽しめるデリバリーサービス。

 

 

このファインダインのPRと採用方法を考えるのが、本ミッション。学生たちの冒険譚 第3話。いよいよ学生プレゼンが始まる!

 

 

ファインダイン 学生プレゼン

 

 

 

ファインダインの斬新なPRと採用方法を考える学生MTGの巻

オビ ミンスタ

株式会社ライドオン・エクスプレス編 第2話 「学生MTG」

◆動画制作:久保田亮

 

宅配寿司「銀のさら」を運営する株式会社ライドオン・エクスプレスさんから学生たちにミッションが出された!

 

 

【ミッション】ファインダインの斬新なPRと採用方法を考えて

 

 

 

ファインダインは、デリバリーをしていないレストランの本格料理を自宅やオフィスで手軽に楽しめるデリバリーサービス。

 

 

このファインダインのPRと採用方法を考えるのが、本ミッション。学生たちの冒険譚 第2話スタート!

 

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株式会社ライドオン・エクスプレス編 第1話 「ファインダインのPRと採用方法を考えて」

オビ ミンスタ

株式会社ライドオン・エクスプレス編 第1話 「ファインダインのPRと採用方法を考えて」

◆動画制作:久保田亮

obi

 

 

 

宅配寿司「銀のさら」を運営する株式会社ライドオン・エクスプレスさんから学生たちにミッションが出された!

 

 

【ミッション】ファインダインの斬新なPRと採用方法を考えて

 

 

 

ファインダインは、デリバリーをしていないレストランの本格料理を自宅やオフィスで手軽に楽しめるデリバリーサービス。

 

 

このファインダインのPRと採用方法を考えるのが、本ミッション。学生たちの冒険譚 第1話スタート!

 

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【参加学生】

 

城間純平

城間純平 法政大学 社会学部4年

 

山本大地

山本大地 慶応義塾大学4年

 

 

真庭信悟

真庭 伸悟 東京大学 教養学部 3年

 

 

江原由昴

江原由昂 早稲田大学 3年

 

 

髙橋明日香

髙橋明日香 東京女子大学 教養学部2年

 

 

大国智美

大国智美 成城大学2年

 

 

高柳龍太郎

高柳龍太郎 立教大学 社会学部 4年 

 

 

石谷晃裕

石谷晃祐 東京大学2年

 

 

立石周瑜

立石周諭 慶応義塾大学3年

 

 

東立電機株式会社編・第2話「ヒーターの画期的な新製品を考案せよ」

 

 

 

東立電機株式会社編・第2話「ヒーターの画期的な新製品を考案せよ」

◆文:菰田将司

東立電機 ミンスタ (3)a

 

保守的なヒーター業界に新風を巻き起こす東立電機株式会社と学生とがコラボしながら、ヒーターの新提案を行っていく「東立電機株式会社の新製品を考案せよ」ミッション。

 

今回はいよいよ学生達が考えた新製品のアイデアを加藤貴久社長にプレゼンしていく!

 

 

今回のミッションに参加する学生

 

城間純平君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城間純平君 (法政大学4年)

 

立岡佑亮君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立岡佑亮君 (慶応義塾大学2年)

 

 

佐藤光 (2)

佐藤光(文化服装学院2年)

 

 

 

プレゼ1、一人暮らし男子からの熱い要望、カップラーメン専用湯沸し機

 

 

加藤社長、カジュアルな格好ながらも、威圧感があります!

 

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対するトップバッターは城間純平くん(法政大学)。

城間純平

 

城間:ぼくが考えたヒーターの新製品はカップラーメンの湯沸かし器です!

 

 

学生の一人暮らしと言えば、カップラーメンは不可欠。でも、やかんや鍋でお湯を沸かすと、お湯が残ったり、足りなかったり。お金がない学生なら、そんなムダも節約したいと。

 

そこで考えたのが、カップに目盛りがついていて、ちょうどカップラーメンにぴったりのお湯を沸かすことができる装置です!

 

目盛りにはどん兵衛ラインとか、カップヌードルラインとかがあって、そこにあわせるだけでいい。水を入れて装置にセットしたらスイッチを入れるだけで短時間で沸騰する。他にも分量の計れるカップをセットすることができて、コーヒーやスープなども適量で作れる。

 

ターゲットは一人暮らしで節約家、そして面倒くさがりの人。課題は、そういう層を狙った商品なので、値段は低く抑えたい。

 

イメージとしては3000円〜5000円くらい。あと、学生が興味を惹かれるようなオシャレな外観のものにしたいと思っています。家電店ではなく、ヴィレッジヴァンガードのような雑貨店でも置いてもらえるような

 

 

 

加藤社長:ウォーターサーバーに近いかな。ウォーターサーバーにも温度設定ができるのがあるけれど、赤ちゃんのミルクを作るときに便利なんだよね。そういうことを考えると、カップ麺に特化したものもアリ。

 

ただ現実的に考えると、カップ麺程度だと、一度に200CC位しか沸かさないから、あまり出力の大きなヒーターは使えないな。しかし、出力が小さいと沸騰までの時間が伸びてしまう。そこがネック。そういう装置なら沸騰するまで早いほうがいいよね。早ければ、それが売りにもなる。

 

 

どれだけ水を使うのか、何分で沸くのがいいのか。そこを詳しくリサーチして適正値を出せば、ヒーターの出力と大きさが決まる。それが決まると外装が決まる。ヴィレッジヴァンガードのようなところに置くことを考えているのなら、そこは拘りたい。

 

あと、カップ麺なら、フタ抑えが欲しいね。待っている間にいつの間にかフタが空いているの、イヤなんだ(笑)

 

もうちょっと練ったアイデアにする必要があるね。

 

 

 

 

プレゼン2、ターゲットは女子。缶コーヒーをずっと温かく飲める保温ポーチ

 

加藤社長の反応を探るようにして、「実はもう1個考えています!」とはにかみながら、もう一枚のフリップを取り出す城間くん。

 

城間純平 (2)

 

 

城間:寒い時期、ついつい買ってしまうのがペットボトルのお茶や缶コーヒーです。しかし、買ってすぐ飲みきらないと、冷めてしまって台無しになってしまう。肉まんみたいな温かい食べ物とかも同様です。

 

そこで、ヒーターを内蔵して保温ができるポーチを考えました。二重構造にして遮熱し、中に入れたものを長時間温かく保てる。また外側のデザインも、女子が喜んで使ってくれるものにします。

 

 

ポーチって、女のコはみんな持っているもの。だから、女子に訴求力はあると思います。

おしゃれアイテムでもあるので、ブランドが必要かもしれません。どこかのブランドとタイアップして、人気のモデルに使ってもらったりすれば、注目されると思います。

 

 

課題は、女子用にかさばらず軽いものにしたいので、ヒーターが入れられるかどうかと、長時間保温できるのかどうか。こういうのでオシャレなのはないと思うので、見込みはあると考えます」

 

 

加藤社長:「う~ん、常時発熱させるのは、電力を使うから難しい。それが持ち運びするものならなおさら。発熱させるよりそれをキープするほうが電力を使う。

だから予め温めておいて、それを持続させるようにしたほうがいいかも知れない。

 

 

家庭用電源や、例えばUSBとかから繋いで発熱させる、なんてことは構造上可能。二重構造で冷めにくい構造をしているんだから、温めたい時にスイッチを入れる、というのはどうだろう。

 

 

他にどんなものが入れられたら便利かな。肉まんは、買ったらすぐ食べるだろうけど、弁当やスープ、手袋。そういうのが入れられれば、応用範囲は広がる。冬場がメインだけども、夏には普通のポーチとして使えれば、一年通して使える商品になるね」

 

 

 

プレゼン3、バーベキューをもっと手軽に!炭加熱機能付きバーベキューコンロ

 

 

城間:実はもう1個考えてきたんです!

 

 

僕は以前バーベキュー場で働いてたので、炭に火をつける大変さを痛感しています。炭はなかなか火がつかず、しかも温度を維持するためにはずっと風を送り続けなければならない。

家族が楽しんでいる脇でお父さんが炭を扇ぎ続けている、なんて風景も見かけたりします。

 

 

そこで、炭に火を入れ、更に熱をキープできるバーベキューコンロを考えました。大体、バーベキューに行ったら、火をつけるのは男の仕事。

 

必死で火をつけている後ろで、女のコたちがまだーって待っている。それを3分でできたらカッコいいじゃないですか。それは家族でも同じ。お父さんカッコいいって。

 

 

仕組みとしては、ヒーターが内蔵されていて、炭がすぐ火がつく温度になっているものです。

 

 

課題は安全性とユーザーフレンドリーな取り扱い。高温になるでしょうから、冷めてから取り外しができるような仕組みとチャイルドロックは必要です。

 

今は楽に優雅にバーベキュー、というのは流行っています。そういうニーズにも合致するのではないでしょうか」

 

 

 

加藤社長:これはなかなかおもしろいね。今は屋内でもやるようなので、それなら電源は引っ張ってこれる。今まで障害だったのは、屋外には電源がなかったから。取り扱いについても、洗うことについては問題なし。

 

となると問題は炭。ヒーターに置くだけでは火はつかない。あと風を送り込む装置も必要かな。

 

家内がお茶をやるんだけど、茶釜の下の炭になかなか火がつかない。ガスコンロで炭に火を当てても、それでも難しい。

 

だから常に同じ熱を与えられるヒーターは炭火に向いているかもしれない。炭おこし用のヒーターを別モノで開発するのもあり。

 

 

 

提案4「食卓に幸せを」その一。匂い無し、安全に使える電気バーナー

 

 

城間君のプレゼンが終わり、場の緊張が少し解れた。続く2番バッターは立岡佑亮君(慶應大学)。

立岡佑亮

 

 

 

立岡:ぼくが考案したのは、電気バーナーです。

 

 

東立電機編 ミンスタ (2)

 

 

肉や魚をガスバーナーで炙ったり、プリンのカラメルを焼く料理がありますが、それがとても気になっていました。

 

料理の匂いに、ガスの匂いが混ざってしまうのではないか。そうなったら、せっかくの料理が台無しです。また、ガスは取り扱いに充分注意しないといけません。

家庭のキッチンだと、付近に可燃物がたくさんありますし、服に引火する可能性もあります。

 

そこで、ガスバーナーのように匂いを出すことなく、また危険も少ない、ヒーターの熱で食材を炙るものを考えました。スイッチはオン・オフだけで操作は簡単。できればコードレス、充電式にしたいです。外見は木炭を意識しました(笑)。

 

 

ターゲットとしては炙る料理が多くありそうな高級料亭なども考えています。

 

 

加藤社長:「確かにあのガスバーナーは気になっていた。ヒーターでは匂いが発生しないので、できたらニーズはあると思うが、ヒーターだと炙るほどの熱を出すのは難しい……。

 

ウチの主力商品のシーズヒーターは、熱源のニクロム線を金属管に入れて衝撃に耐えられるようにしたもの。

 

炙るのに使うなら、700〜800度に上げたニクロム線をむき出しにして、その熱を網目に移して直に食材に当てる、というのであれば考えようはある。

ただ、炙るという調理法は、炙って旨みを閉じ込める、というものだから、短時間でできるようにしないといけない。あとは使う人が誤って触れてしまわないように安全性を確保することかな。

 

 

 

提案5、「食卓に幸せを」その二。一人暮らしでも簡単蒸し料理器

 

立岡:ぼくも、あともう一つ考えてきています。

 

最近、タジン鍋に人気が集まるなど、蒸し料理が注目されています。蒸し料理の特長は、茹でたら水に流れ出てしまう栄養素も全部摂取できること。自分はよく料理をするので、蒸し料理もやりたいのですが、セイロを用意して水を張って、その下から火を当てたりと手間がかかります。

 

そこで、卓上で簡単に蒸し料理ができる、一人用のヒーター付き蒸し器を考えました。

 

東立電機編 ミンスタ (1)

 

この装置はスイッチ一つで蒸気を発生させて食材に蒸気を当てることができます。また従来は下から当てるだけだった蒸気を、横や上からも当てて、効率よく美味しく蒸し料理ができるように工夫ができればと考えています

 

加藤社長:セイロに関してはもう同様のものがある。例えばバイキング形式の料理を温める装置とかは、同じ仕組み。下からヒーターでお湯を温めて、湯気で料理を保温している。だけど、蒸し方に注目したのはいい。

 

ダッヂオーブンなんかは上からも熱を与えるし、そのほうが効率がいい。だから湯気は下からという常識は捨てたほうがいい。調査して、最も効率がいい熱の循環方法をできる装置を作る。蒸し加減の調節もできるような商品になれば、実用新案として世に示せるかも。

 

日本はガスがメインだけど、外国は電気メインだから、電気を利用したキッチンツールは、日本より外国のほうが多い。ヨーロッパのほうには、もうそういう新商品があるかもしれない」

 

 

 

提案6、オシャレを追求。パンの焼き加減が見えるトースターと、オフィス作業の味方ヒーター内蔵マグカップ

 

 

2人のプレゼンが終わったあと、前回は参加できなかった佐藤光さん(文化服装学院)もアイデアを考えてきてくれたということでプレゼン。

佐藤光 (1)

 

佐藤トースター全体がスケルトンになっていて、赤くなっているのが見える。そして中に入れたパンが焦げていく様子も見えるのも楽しいと思います(笑)。ヒーターの線がデザインされていたりしたら、熱が冷めても可愛いく、見た目も楽しいと思います。

 

 

 あと、マグカップを置いたら温めてくれるヒーターを考えました。『温める』ということをもっと手軽にしたいんです。ただコーヒーを温めるだけにレンジまで行くのは、なんだかワザワザ感が強くて。デスクから動けない仕事をしているような人は助かるのではないでしょうか

 

 

 

 

加藤社長:おもしろいね。ただ、同じようなコンセプトの商品が発売されていたりするんだよね。ツインバードさんから鏡張りのオーブントースターが発売されているが、これは料理している自分を見て楽しむ、というもの。

パンが焼けていくのが楽しみという人もここにいるのだから、潜在的なニーズはあるのかもね(笑)。

 

 

 

でも、ヒーターもデザインするなんていうのは今までにない発想。どうしても日本の家電ショップに行くと、日本製と中国製のありきたりな物しか無くて気を惹くものがない。だからそういうアイデアは取り入れたい。

 

 

カップを温めるヒーターは、USB接続のものなどは既に製品化されているものが多い。専用カップとセットだと作る側は楽。どんな材質にも対応できるようにするとコストがかかってしまうから。

 

 

……アイデアとしては既に商品化されているものもある。だけど興味を惹かれないのは『欲しいのに欲しくない』理由があるんだろうね。今、ワザワザ感という言葉があったけど、そういうところが理由なのかも。どうしたら欲しくなるか。そこを考えることが大事」

 

 

 

 

プレゼンを終えて

東立電機 ミンスタ (2)

 

加藤社長:みなさん、ありがとうございます。プレゼン、とても楽しめました。若い感覚っていいなって。

 

ぼくの思いとしては、市場調査とかセールスプロモーションとかを重視して、ある程度のニーズが見込める、というガチガチのプレゼンや結論が欲しいわけではない。

 

数を見込めることは重要だが、それが全てではない。数が売れなくても、それに魅力を感じてくれる人はいる。自分たちの納得のいくモノのを作ってそれを売る。それがいい時代になっている。

 

究極をいったら、思いつき先行でいいんです。中小企業ならそれでいい。 まず思いつき。それから市場に似ているものがないかリサーチ。次に、自分がそれを欲しいかどうか。もし欲しくないならそれは何故か。

それを自分のアイデアに組み入れていけば、どんどん完成度の高いモノになっていくと思います。

 

 

ということで、今度は、皆さんで蔦屋家電などおしゃれな家電やを一緒に見学しに行きましょう。ヒーターの活用のされ方など、以外なところに存在していたり、皆さんにも驚きがあると思いますので。

 

果たして今回のプレゼンから商品化されるアイデアはあるのか。次回、オシャレな家電屋さんで洗練された家電製品を見学に行く!の巻。