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【イベントレポート】サークル・学生団体の次期リーダー必見! 組織運営を成長させるマネジメント講座

 

去る12月16日、600名を超える学園祭運営組織の代表を務めた久保田健嗣さんを招いて、学生団体やサークルのリーダー向けにマネジメントの講座が行われました。本レポートでは、その様子をお伝えします。

 

 マネジメントの講座は、久保田さん自身が今まで培ってきたリーダー経験と、久保田さんが学習してきたドラッカーなどに代表されるマネジメントの知識を踏まえ、どう学生団体やサークルといった学生組織に、マネジメントをどう実践していくか、リーダーの仕事は何かということをお話していただきました。

 

 

 

 実はこの講座は、久保田さんの問題意識から生まれた講座でもあります。

 と言うのも、久保田さんは今まで大小さまざまな組織で過ごしてきて、学生のマネジメントへの知識・理解不足を痛感してきたのです。久保田さんは、学生団体やサークルの代表が、マネジメントの学問的にある程度の知見が蓄積されている課題に対して、そういった知見を無視、あるいは知らずに0から自分の頭で考えるのは非常に効率が悪いと言います。人類の叡智を獲得したうえで、すなわち頭にファイルがあるうえで職務に当たった方が、圧倒的に結果を出せると説きます。

そんな久保田さんが開いた講座を、以下に簡単ではありますがまとめました。

 

マネジメントとは何か

 久保田さんはまず、マネジメントの定義についてお話ししてくださいました。

 久保田さんは、マネジメントの定義を行うことは非常に難しく、かつ繊細な注意が必要なことだと指摘します。しかし久保田さんは、マネジメント講座を開く以上、マネジメントという言葉の定義が必要だとして、ドラッカーによる定義を参考とした学生組織のマネジメントの定義紹介してくださいました。それは、学生組織が成果をあげるための道具であり、機能であり、機関であるとのことです。

 この定義を受講生と共有したのち、マネジメントの講座は熱を帯びてきました。

 

 

マネジメントの実際の仕事は何か

 定義が分かったからと言って、すぐにマネジメントの実際の仕事が思い浮かびにくいのが難しいところだと久保田さんは指摘します。

 そんな中、久保田さんはまずマネジメントの課題として、組織の目的や目標を確立せよと訴えます。と言うのも、組織が成果をあげることに貢献するにあたって、そもそもその組織の目的や目標を確定することが出来なければ、成果も定義することができないからです。

 

 目的や目標が確定できたら、いよいよ成果をあげるための実行に移りたいところですが、その前にやることがあると久保田さんは言います。その一つとして久保田さんは組織編成をあげます。と言うのも、組織の目的が決まったからといって、役割分担が決まっていない状況で動こうにも動けないし、動いたとしても生産性が著しく低いからです。限られた時間の中で、生産性をより上げるために、組織編成の重要性を説きます。特に久保田さんは、学生組織が代替わりする時に、組織編成をそのまま何も考えずに引き継ぐのではなく、今の状況にその組織編成が本当に適しているか考える必要があると言います。逆に、自分たちに適した組織編成を求めて、時間を費やしすぎたり、他がないがしろになってはいけないと言います。組織編成は、成果をあげるためのツールであって、目的ではないということです。

 

 

 他にも、マネジメントの実際の仕事で欠かすことができないのが、振り返りだと久保田さんは言います。これは、振り返りの対象とする期間で二種類に分けられると久保田さんは言います。前者は、一週間から一か月ほどの振り返りと、一年ごと、すなわち学生の代ごとの振り返りだそうです。前者は、設定した目標に対する進捗度合いをチェックし、今後の方策を考えるものです。後者は、一年間を総括し、次年度以降に役立てるものです。特に、この一年ごとの振り返りが特に学生組織に欠けており、学生組織の成長が阻害される大きな要因だと語ります。と言うのも、その年に何を志して、何を実施し、何が成果で、何が今後の課題なのかを共有できないと、結局実質毎年0からのスタートになってしまうのだと、久保田さんは断言します。毎年0からスタートするのではなく、先輩たちの遺産を引き継ぎ、さらにその上を目指していくことこそ、マネジメントに必要不可欠なものだと久保田さんは言います。

 

 

以上が、簡単な久保田さんのマネジメント講座の概要です。

久保田さんは、まだまだこの他にもマネジメントとしてやることが他にもあると言っていますし、事実このレポートにその全てを書いたわけではありません。

 

 今回この講座は、参考になった、あるいは非常に参考になったと回答した学生リーダーが100%で、大変好評を博した講座です。

 今後も、この様な講座を久保田さんは開いてくださるようですし、いろんな学生組織の相談にのってくださるとのことなので、興味のある人はチェックをしてみてはどうでしょうか。

 

【プロフィール】

久保田健嗣(くぼた・けんじ)

東京都立国立高等学校卒業

現在、早稲田大学政治経済学部政治学科4年

米国コロンビアビジネススクール公式プログラムVenture For All Program修了生

これまでに600名を超える早大生が所属する早稲田祭運営スタッフの代表、

地元三鷹市の成人式実行委員会委員長、行政学を専攻する稲継裕昭ゼミのゼミ長などを務める。